一年前の今頃、私は割れた腹筋に憧れていた。中年でも筋トレして体脂肪を5%くらい落とせば夏までに割れた腹筋を手に入れることができるのではないかと夢想していた。体重60kgくらいなので、3kg落として0.5kgくらい筋肉がつけばよい感じになるのではないかと皮算用していた。目標体重は57kgくらいだ。それから時は過ぎて半年前の12月、なぜか目標にはあと6kgの減量が必要になっていた。
20代のころはそれこそ、暴飲暴食といって良いほどだったけど、体重は増えなかった。会社の昼休みには毎週ラーメン+替え玉、チャーハンに餃子もつけるという荒行をこなし、夜は週3で飲み会に強制連行されていたというのに。まあ、通勤に毎日往復1時間は歩いたり自転車こいだりしていたのもあったんだろう。
なぜ目標から遠ざかっているのか。皮算用をしてから外食のご飯大盛りサービスもやめ、ラーメンも月1回くらいに減らし、お菓子も減らしたというのに。
食べるものは減らしていたが、唯一減らせていなかったものがあった。それが「お酒」である。
11月くらいから少しストレスがかかっていたのか、酒量が増えていた。夕食を作り始める前にとりあえず缶ビールを開けて、飲みながら料理をする。キッチンドランカーというやつだ。そして料理中に1缶空いてしまうので、それからもう1本開ける。そんな生活が続いていたのだ。実際11月12月は休肝日がほぼなかった。
それではいけないということで、平日は飲まないように決めた。不思議なもので休みの前日や休日も特に飲まなくても平気な体質になっていった。そうするとあら不思議、あれだけ減らしたいと思って減らなかった体重がすぐに減ってきたのです。2か月で2kg。食生活や運動習慣も変えず、変わった点はお酒を止めた、という点だけ。
お酒を止めたのにはほかにも良い効果があって、睡眠の質が明らかに改善されたと思う。前はアルコールの利尿作用とかで夜中に目が覚めることもあったけど、それも無くなったし、目覚めもすっきりしている気がする。
なぜ私がすっぱりとお酒を止められたか。意志の強い人間だから?ではないです。
私の次男坊はまだ乳児なのですが、これが夜中に突然高熱を出したりするわけです。夜中に40度近い熱を出して苦しそうにする姿を見ていると、病院に連れて行かないと!!とか思いますよね。そんな時に私が酔っ払って運転もできず、タクシーを呼んでただ待つだけという状況がどんなものか想像できるでしょうか。車を持っているんだから、飲んでさえいなければさっと載せて連れていけるのに。
そういうこともあって、ダイエットのためお酒を止めようとしたけど、継続できたのは結局は子供のおかげと言えるかもしれません。その副産物としてダイエットができた、そんな感じでしょうか。
子供の体調は突然変わりやすいこともあって、お酒を心から楽しめるのはまだ先になりそうです。
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