今なぜミニマリストなのか

  • なぜなりたいのか

ミニマリストというと、モノを持たないとか服も3着だけとかとにかく持ち物が少ないイメージがありました。とにかく生活が質素でシンプル。勝手なイメージですが白を基調とした部屋でナチュラルテイストの服を着てお茶を飲んでそうな感じを持っていました。ただ、物が少ない、生活が質素ということは月々の生活費が少なく、かかるお金が少なくて済むということです。

  • 可処分所得の減少

日銀の展望では消費者物価(除く生鮮食品)は2%の上昇が来年も続くと記載がありますが、変動幅の大きい生鮮食品ではもっと上昇しているのではないでしょうか。体感ですが5-10%は上がっているように感じます。総務省の家計調査によると、2024年の消費支出に占める食費の割合を示すエンゲル係数が28.3%と1981年以来43年ぶりの高水準となった、とのことです。ステルス値上げで内容量が減ってしまうと食べ盛りの子供を持つ身としては一定量は必要なのでかなり割高になってる気がします。人間食べないと生きていけないですからね。賃上げで名目賃金は上がっても社会保険料の増加などで手取りは減少している中では、「食」が増えるとその他の部分を減らさざるを得ません。

また今後労働人口の増加が見込めず高齢者が増える中では社会保険料が下がっていく未来は描きにくいように思います。社会保険料を納めてくれる労働者の頭数が減れば金額を維持しようとすると一人当たりの金額を増やすか、社会保障支出を減らすということになるのではないかと思います。

このようなスタグフレーションに近いような状況の中では生活防衛策が必要になるのですが、生活水準を下げることなく、豊かに感じられる生活ができるのがミニマリストだと考えています。物が少ないということは無駄な買い物をせず、支出が少ないということです。収入ー支出=貯蓄なのですから、支出が少なければそれだけ貯められる金額も増えてきます。それに収入が減っても支出がそれだけ少なければ家計を維持することもやりやすくなります。

  • 節約と倹約

物を買わない、というのは節約でしょうか、倹約でしょうか。節約とは無駄を省いて切り詰めること、倹約とは無駄遣いをしないで出費をできるだけ減らすこと、だそうです。どちらも大切ですが、節約は切り詰めることなので、我慢を続けると徐々に精神的に負荷がかかってくると思います。一方倹約では、使えるものは使うとか、使うべきところにはお金を使うとか、お金の使い方にメリハリをつけることだと考えています。無理して続けても続きません。ですから、何でもかんでもけちるのではなく、消費にメリハリをつけて生活をしていきたいですね。

  • 最後に

ダイエットで体脂肪を落とそうと頑張ったことがある方もいるかと思いますが、脂肪も落としすぎては髪や肌のつやがなくなったり、免疫が落ちたり体に負担になります。(6つに割れた腹筋とかめちゃ憧れますけどね) やりすぎは何事も逆効果です。負担になっているのに続けていると、ある日突然盛大にリバウンドが起こりかねません。

すでに持っているものに改めて目を向けて価値を見出し、不要なものは整理して支出をコントロールしていきたいと思います。

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