他人への興味

10万円あればいろんなことができる。できたはずだ。先日新入社員君を誘って晩飯に行ったのだ。・・・で、かかった金額が約10万円。ほんとに勘弁してほしい。「行きたいところがあるんです」というから選ばせてあげたけど、1晩で10万はないで。交際費で落とせるわけでなし。サラリーマンの平均小遣いが3万ちょっととかいうなかで、えらく気前のいい先輩になったこと。この飲み代でSWITCH2を2台買えるくらいじゃないか。3000円の使い方で人生変わるとかそんなレベルじゃない。家族には絶対言えない。

少し手元にお金があるとすぐ使ってしまうというのは、お金を守る力が全然備わっていないということ。まあ、後輩に対して使ったのだから、良しとすべきなのかもしれないが、今回は新入社員君にも出してもらうことにした。独身の実家暮らしより、妻子持ちの方が懐事情ははるかにシビアなのだ。

次は当分ないかな。みんな飲みに行ってどんな話してるんだろう。「自分が若かった時は…」なんて語っても息苦しいだけだし。こちらからは特に何もせず、向こうに任せるのが良いのかなあ。共通項が見つからないから、何を話してよいかわからない。それは相手も同じかもしれないけど、「これおいしい」くらいしか言わん奴と何を話せと。キャバ嬢と何話したらいいのかわからん状態と似ている。自分のコミュ力の無さにびっくり。てかメッシー君(死語)なのだろうか。

ただね、なんとなく理由はわかっているんだ。それは何かというと、相手に興味がないということ。

新入社員君に対しても、仕事を覚えて前向きに頑張ってくれればよいと思うけど、それ以上はないし。キャバ嬢だって横にいても、それだけ。その場の会話を楽しむということがあまりできないのだ。自分が妻とどうやって出会って関係を深めていったのか全く分からない。昔は若くてエネルギーもあったということなのだろうか。だからこそもっと家族を大切にしないといけない。

無償の愛を注ぐのは親である自分の側だとずっと思っていたけど、小さい子供の方がよっぽど無償の愛をくれるということが分かった。成長したらちょっと別だと思うけど、小さい子供は純粋な気持ちで愛をくれる。それにはやはり応えてあげたい。

他人は他人というのではなく、少しずつでも、周りに与えられる人になっていきたいと思う。

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