お金に感謝

金は天下の周り物とは言うけれど

お金を欲しくない、という人はあまりいないのではないでしょうか。ただ、お金が欲しいと思っていてもお金は巡ってきません。与えている人のところに集まってくるのではないかと思っています。欲しいと思う気持ちは否定しませんが、ただ欲するのは単なる欲です。

仏教では五欲といって、「食欲」「財欲」「性欲」「睡眠欲」「名誉欲」が挙げられていますが、お金が欲しいというのはこの中の「財欲」にあたり、楽をしたいと思うのは「睡眠欲」にあたりますかね。欲望というのは前向きに生きるためのエネルギーにもなりうるので一概に否定するわけではないですが、貪欲なのはいただけません。

貪欲というのは、欲を貪る(むさぼる)と書くように欲にまみれて自分だけが得をしようとする強欲な心であるとされ、特に戒めなければなりません。

自分だけ良ければそれで良い?

自分だけが得をしようとする、私利私欲にまみれた状態では成功には結びつかないでしょう。行動の過程で他者を犠牲にすることになるからです。また、相手の取り分を考えず自分のことだけを考えていると、目先の利益ばかり追いかけた近視眼的な行動になりがちで結果としてうまくいかないことが多いです。

長期的に成功したければ、まず相手の取り分を考えることから始めましょう。「足るを知る者は富む」という言葉がありますが、自分の利益の最大化だけを考えるのではなく、全体最適を考えていくと結果として、自分に良い影響が及ぶということでしょう。情けは人の為ならず、とも言いますし。

ミニマリストの生活はこの「足るを知る」というところが重要だと思っています。欲から解放されて心をお金の安定を得る生活。仏教では欲や怒りなどの煩悩から解放された正解が悟りの世界らしいのですが、ミニマリストの究極というのは悟りの世界なのでしょうかね。

コメント

タイトルとURLをコピーしました